活動記録
2012年3月13日〜30日
南三陸町立志津川中学校で学生が教育復興支援活動を行いました。
活動内容
教員補助、課外活動の補助
参加学生
3月12〜16日:11名(東北学院大学4名、京都教育大学7名)
2012年3月5日〜16日
松島町立松島第一小学校で学生が教育復興支援活動を行いました。
活動内容
教員補助
参加学生
3月5日〜9日:13名(群馬大学7名)
参加学生
3月12日〜16日:10名(奈良教育大学10名)
2012年3月4日
特別支援教育フォーラムを開催しました。
2011年3月11日の東日本大震災と大津波、それを契機としてはじまったさまざまな苦難は、依然として私たちに困難と解決すべき課題を突き付けています。
その一方で、一年が経過しようとすることの時期をひとつの区切りとして、この間の苦しい状況を振り返り、その経験を整理・分析し、これまで見過ごされてきた種々の問題点を洗い出すとともに、今後のさまざまなシステム構築に役立てようとする動きが見え始めています。
今回のフォーラムは、震災に直面した特別支援教育の現場と支援者の視点から、東日本大震災の経験を整理・分析・交流し、特別支援教育に携わる者の今後の活動に方向性を与える議論展開を期待するものです。
- 参加対象現職教員、一般市民
- 日程@ 会場(13時〜)
A 開会(13時30分)
B 主催者あいさつ(宮城教育大学長、特別支援教育総合研究センター長)
C シンポジウム:「東日本大震災」と特別支援教育(13時40分〜)
テーマ設定(13時40分〜)
・本人から見えた「震災」における支援とその課題:村上由則(宮城教育大学)
・被災地の支援学校の「支援」と本学の役割:菅井裕行(宮城教育大学)
話題提供T(14時〜)
・災害と特別支援:郷間英世(京都教育大学)
・全国の支援学校の被災状況:西牧健吾(国立特別支援教育総合研究所)
話題提供U(15時10分〜)
・宮城県下の特別支援学校の被災状況とそれへの対応:
今野和則(宮城県特別支援教育研究会副会長・宮城教育大学附属特別支援学校副校長)
・被災地の学校から見えた課題:櫻田博(宮城県立石巻支援学校校長)
討論と総括(15時40分〜)
D 閉会(16時35分〜)
特別支援教育フォーラム ポスター
20120304_symposium.pdf
2012年1月13〜15日
スチューデンツ・リビルド 折り鶴プロジェクト
〜にじいろぱれっと・ありがとうをかたちに〜 のイベントに学生が参加しました。
- 趣旨世界の子供たちが、一羽一羽心を込めて折られた折り鶴を使用したオブジェ・ワークショップを通じて東北の子供たちと全米の子供たち・世界の子供たちとを永く繋いでいきたい。
また、出来あがったオブジェを小学校・児童館などの子供の関連施設に設置することで、被災された地域の皆さんや、日本の子供たちと世界の子供たちとの絆にして永く繋いで行くことを目的・趣旨とする事業です。 - 開催場所エスパル仙台F1・スクエア
- 開催期間1月13日(金) 10:15〜 オープニングセレモニー
14日(土) 10:00〜16:00 一般無料参加ワークショップ
15日(日) 10:00〜16:00 一般無料参加ワークショップ
16:00〜21:00 世界地図ほかのオブジェ展示 21:00終了
※3日間のワークショップで制作されたオブジェなどは、ワークショップの終了後、以下の場所に展示予定です。
・榴岡小学校
・東二番丁小学校
・中央市民センター
・幸町児童館
スチューデンツ・リビルド 折り鶴プロジェクト ポスター
20120113_orizuru.pdf
開催終了のご報告
1月13日〜15日開催期間に1500名ほどが参加しました。
ワークショップ開催にあたり宮城教育大学、東北生活文化大学、東北芸術工学科大学 各学生ボランティア計38名のご協力と榴岡小学校、東二番丁小学校の生徒ほか沢山の方々の参加ご協力を賜わり、世界38カ国の子供たちからの折り鶴に込められた思いを東北の子供たちに繋ぐことができました。
参加学生の声
-
幼稚園や保育園に通うような子供から小学校低学年くらいまでの子どもが興味を持ってくれました。
「自由に装飾をしていいんだよ。」と言うと、悩みながらも楽しそうに鶴を詰め、シールを貼る姿が印象的でした。子どもたち一人ひとりの個性が箱に現れていて面白いなと感じました。
仙台はまだそれほど詳しくはありませんが、もっと子どもの集まるところや幼稚園、保育園の活動の一貫として行い、たくさんの子どもたちに参加してもらいたいと思いました。
またこのようなボランティアがありましたら参加させていただきたいです。ありがとうございました。 -
率直な感想として「やってよかった」と心から思えるボランティアでした。
これまで様々なボランティアに関わってきましたが、これほどまでに重みのあるボランティアは今回が初めてでした。それを具体的に言うと、会場に来たある小学生の男の子の一言に集約されると思います。その一言とは、「被災地の人にお祈りしなきゃ」という一言でした。
その子は鶴の世界地図を作成する際、一羽の鶴を置くごとにお祈りをしていました。
私が、「何でお祈りをしているの」と聞くと、彼は「被災地ではまだ苦しんでいる人がたくさんいるから、早く復興するようにお願いしているんだよ」と答えました。
そのとき、私ははっとしました。現在の私の日常は何の不自由もなく生活できているのに、同じ県内にはまだまだ苦しんでいる人が大勢いることを忘れかけていることに気づかされました。そういう意味で、今回のワークショップを通して、東日本大震災では世界中の人々が支援をしてくれたこと、また、復興に向けて一生懸命応援してくれていることを改めて感じることができましたし、それを多くの人達に広められたことはとても意味のあることだと思いました。
私も、宮城で生まれ育った者としてこのことを風化させず、語り継いでいく使命があると思います。
これを感じとることができただけでも、自分自身本当によかったと思いますし、これからも自分にできることがあれば積極的に協力していきたいです。